カンボジア国における下水道法案を公共事業・運輸省に引き渡し

2022年5月16日、公共事業運輸省(MPWT)においてJICAからMPWTへ下水道法案の引き渡し式が行われました。下水道法案は、JICAカンボジア事務所宮原次長からMPWT Pal Chandara長官に引き渡され、法案策定にかかわった関係者約30名が参加しました。

本法の目的は、人間、動物、植物及び環境の持続的な発展を図るために、下水道事業区域の都市の健全な発展、公衆衛生の向上、公共用水域の水質の保全及び浸水対策に寄与する、汚水管理、下水道の開発、建設、修繕、維持、運用及び利用を行うことです。

本プロジェクトでは、2019年7月から本法案の検討を開始し、近隣国の法令事例を収集、2020年までに本法案に盛り込むべき項目を整理、その後、公共事業運輸省下水道総局(GDSWM, MPWT)、JICA専門家及び現地法律事務所からなるワーキンググループを組織し、30回以上の会議を開催、本下水道法案は3回の改訂を経て、2022年3月に取りまとめました。

本法案がMPWT及び関係機関で適切に議論され、カンボジア国の下水道の発展に寄与することを期待しています。

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JICAからMPWTへ下水道法案の引き渡し

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JICAからMPWTへ下水道法案の引き渡し