第3回合同調整委員会(JCC)を開催

2022年10月6日、第3回プロジェクト合同調整委員会(Joint Coordination Committee: JCC)が開催されました。

公共事業運輸省(MPWT)Tauch Chankosal長官及びRos Vanna長官とプノンペン都(PPCA)Suy Serith副都知事が共同議長を務め、在カンボジア日本大使館の出席のもと総勢70名が参加する会合となりました。

冒頭の共同議長及びJICA事務所 亀井所長からの挨拶にはじまり、MPWTのSourn Phearith 下水道総局長、Chao Sopheak Phibal副総局長からは、カンボジアにおける全体的な下水道事業の概要とプロジェクトの活動報告と下水道法案が引き渡されたことについて言及されました。プノンペン都公共事業運輸局(DPWT/PPCA)のChou Kimtry副局長からはこれまで達成してきたプロジェクトの活動が下水処理場の運営に貢献すること、そして洪水及び浸水対策のさらなる要望について説明がなされました。また、当プロジェクトのチーフアドバイザーである北川JICA専門家からは2022年11月に日本で実施する、カンボジアの政府及び行政員向けの下水道管理に関する能力向上研修(下水道事業の法令と財務、事業の実務、下水道施設の運転維持管理)についての説明を行いました。

後半の質疑応答では、下水道法案等の成立までの今後の見通し及びJICA無償資金協力事業で建設するプノンペン都下水処理場の運転管理に向けた報告、関係機関を含めた下水道事業に対する今後の共通の課題など意見交換が活発になされました。

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開会式(公共事業・運輸省Tauch Chankosal長官挨拶)

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JCC参加者