プロジェクトの成果を世界銀行、アジア開発銀行などのドナー機関に発表

2023年2月6日、第4回都市下水と衛生に関する技術検討分科会(注)(Sub-Technical Working Group on Urban Wastewater and Sanitation, SUB-TWG-UWS)がカンボジア王国公共事業・運輸省(プノンペン)で開催されました。公共事業・運輸省(MPWT)Ros Vanna長官とJICAカンボジア事務所 宮原次長が共同議長を務め、世界銀行、アジア開発銀行、フランス開発庁などドナー機関の出席のもと約40名が参加する会合となりました。

本会合では、MPWT、プノンペン都、工業科学技術革新省、環境省が上下水道事業や排水規制の現状報告、各ドナー機関が事業の進捗報告を行いました。本プロジェクトからは、JICA専門家(北川チーフアドバイザー、小松専門家)がプロジェクトの成果として、下水道法案の策定、下水道計画や施設の技術指針の策定、JICA本邦研修の報告、プノンペン都で建設中の下水処理場に必要な組織・人員の提案や処理場に必要な予算の立案について発表しました。この水環境の分野ではJICAを含む他のドナーもお互い情報を共有して、先進的な事例を参考に事業を進めることなどが話し合われました。


(注)カンボジアにおける下水及び衛生をテーマに、上下水道及び排水規制を所管する各省(公共事業・運輸省、工業科学技術革新省、環境省)と、関係プロジェクトを実施しているドナー(アジア開発銀行、世界銀行、フランス開発庁、オーストラリア大使館、ユニセフ、韓国経済開発協力基金、JICA)が現状と課題の共有、今後の事業の方向性を話し合うもの。

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北川専門家による発表

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小松専門家による発表

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都市下水と衛生に関する技術検討分科会