プロジェクトニュース4:診断のための検査能力強化(機材の供与)

感染症早期警戒対応能力強化プロジェクトは2021年6月から正式に開始されましたが、COVID-19の影響がまだ強くあり専門家の派遣や活動の実施にはまだ障害がありました。一方でプロジェクトは公立の検査機関に必要な機材を設置して対象疾患の検査能力を増強する計画がありました。おりしもCOVID-19の診断のため検査能力の強化が求められておりラボラトリーの機材を整備することが能力強化の一環として必要とされました。そこで保健省側との協議をしたのちに保健環境技術センター(BTKL/BBTKL)への機材の供与が進められました。その対象となったのはインドネシア国内の地域を統括するBTKL/BBTKLのうちのジャカルタ、スラバヤ、ジョグジャカルタ、バンジャール・バル、マカッサル、バタム、アンボン、メダンの8つの拠点のラボラトリーです。各ラボラトリーの必要性に応じてReal Time PCR, Automated PCR Extraction, Bio-safety Cabinet, Centrifuge, Vortex Mixer, Spin down, Deep Freezer, Micropipetteの機材を供与しました。2021年6月から2022年2月にかけて納品され、動作確認、トレーニングが実施されました。COVID-19の診断にも活用されています。

Distribution of Laboratory Equipment provided by JICA

ジョグジャカルタ保健環境技術センターへの機材供与

ジョグジャカルタ保健環境技術センターへの機材供与

インドネシア保健省のカウンターパートと機材納品時の検品作業

インドネシア保健省のカウンターパートと機材納品時の検品作業