助産師・看護師研修後のスーパービジョンを実施しました(2024年3月11~15日)
助産師・看護師研修の受講者のケアの質の基準に関する知識・技術の向上を評価するため、2024年3月11日からの5日間でスーパービジョンを実施しました。カウンターパートと日本人専門家の混合で4チームに分かれて対象22施設のうち21施設を訪問しました。
各施設において事前に準備した評価グリッドに基づき評価を行いました。研修効果を評価する目的に照らし分娩時の助産師のパフォーマンスを直接観察することを目指しましたが、日中の分娩が少ないため、各チームは分娩シミュレーションを行うなどして、可能な範囲で助産師の知識・スキルの確認に努めました。施設責任者らに結果を共有し、改善すべき点への提言を行い、また、助産師たちにも研修を踏まえて助言・指導を行う機会となりました。またこの機会に、保健省による最新の母子保健サービスの基準とプロトコールを各施設の配布しました。
スーパービジョン後、保健省、州保健局、県保健局、保健施設責任者、医療従事者それぞれに向けた提言をまとめました。
訪問した施設に母子保健の基準とプロトコールを手交するカウンターパートと専門家
分娩時のケアのシミュレーションを行う助産師と専門家