第3回(最終)合同調整委員会(JCC)を開催しました(2024年6月19日)
2024年6月19日に本プロジェクトの最後の合同調整委員会(JCC)がプロジェクトダイレクターである保健大臣とJICAコートジボワール事務所長の出席のもと開催されました。保健省官房、保健総局、看護・助産ケア局、アボボ東・西保健局、産婦人科学会、小児科学会、日本大使館、JICAコートジボワール事務所、WHO、UNFPA等から総勢26名が参加しました。
プロジェクトマネージャーからプロジェクトの活動実績や成果、課題を発表し、今後、成果のひとつであるPACSSMNモデルの導入と実践を加速していくと述べました。これに続くフロアとの意見交換では、UNFPAの参加者からPACSSMNモデルの普及に賛同する旨が述べられました。また、アボボ西保健局長からはプロジェクトにより施設スタッフの患者受付やリファラル・カウンターリファラル手続きの改善が見られたこと、アボボ東保健局長からは妊産婦死亡の減少が見られたことが報告されました。他方、助産師の知識・技術レベルにはバラつきがあるとの地域住民からの不満に関する質疑があり、日本人専門家より助産師養成校の教育改善の必要性を指摘しました。
最後に保健大臣から、出産に関連した死亡を削減するという目標を達成するために、学ぶべき教訓と取り組むべき残された行動を明確にすること、日本の技術協力によってもたらされた新しい技術を総合して母子保健ケアの新たな基盤を確立すること、同時に多数の妊産婦および新生児の死亡の原因となっていた古い技術を禁止すること、を関係者に指示しました。
プロジェクトの成果について発表するプロジェクトマネージャー
JCC終了後、保健大臣とJCC参加者で記念写真