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ウランバートル市初等・中等教育施設整備計画

The Project for the Improvement of Facilities for Primary and Secondary Education in Ulaanbaatar City

終了案件

国名
モンゴル
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
教育
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2017年11月~
供与額
23.79億円

プロジェクト紹介

モンゴルの首都ウランバートル市では、急激な人口流入により教育施設整備が追い付かず、二部制・三部制による授業を余儀なくされています。そのため学習環境の悪化が深刻で、新たな教育施設の整備が必要とされています。また既存の学校施設においても、防災対策や障害をもつ子どもへの配慮、また環境配慮といった面で質の課題があります。この協力では、同市において、これら課題に配慮したモデルとなる質の高い初等・中等教育施設を4校整備しました。これにより、教育施設不足が改善されると共に、モンゴル政府がこの4校をモデルとして、今後質の高い初等・中等教育施設の建設を推進しました。

【事業の目的】
本事業は、ウランバートル市においてモンゴル国政府が今後、学校建設を進める際のモデルとなる質の高い初等・中等教育施設(障害・防災・環境配慮)を建設することにより、教育環境の改善を図り、もって同市の初等・中等教育環境の質の改善に寄与するものである。

【事業内容】
1) 土木工事、調達機器等の内容
・初等・中等教育施設の新設及び増設(計 4 サイト:ハンオール区 75 番学校、チンゲルテイ区 7 番ホロー、バヤンズルフ区 53 番学校、ナライハ区 109 番学校)
※選定方法:ウランバートル市の学校建設需要を整備手法(新設・増設)と立地(都市中心部・郊外)の軸で 4 タイプに分類し、各タイプにおいて、将来にわたる十分な就学需要等の基準を満たす代表的サイトを選出。
【施設】計 61 教室、体育館、芸術ホール、便所、教員室、管理諸室、図書室、ICT 教室、技術・家庭科教室、特別教室、カフェテリア、その他付帯施設(計約 17,349 ㎡)
【機材】初等教育用教材、中等教育用教材、技術実習用機材、体育用品、音楽機材、実験・実習機材、ICT 教材、インクルーシブ教育機材、その他教育機材

2) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
【コンサルティング・サービス】詳細設計、入札補助、施工・調達監理
【ソフトコンポーネント】①学校教育関係者及び建築・建設関係者に対する完成施設の視察を含むセミナー・ワークショップの実施、②本事業でのユニバーサルデザインの事例をとりまとめた広報資料(ブックレット等)の作成・配布、③エネルギー管理研修の実施及び暖房運転にかかる最適な運転モデルの開発支援。

協力地域地図

ウランバートル市初等・中等教育施設整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 協力実施前 ハンウール区75番校。校舎外観。耐震性を満たしてないため取壊し予定。 

  • 協力実施前 ナライハ区109番校。建設予定地。遊具、小グランドとして利用している平坦地である。 

  • 協力実施前 ナライハ区109番校。校舎外にゲルを設置して図書館として利用している。 

  • 調査対象 ソンギノハイルハン32番ホロー。建設予定地の周辺には既存ゲル集落が広がっている。 

  • 調査対象 チンゲルテイ区61番校。既存校舎(日本無償第三次新設校)外観。写真左部分増設中。 

  • 調査対象 チンゲルテイ区61番校。廊下端部にてパーテションで区切り、教職員の諸室を設けている。 

  • 調査対象 チンゲルティ57番学校。校舎外観。 

  • 調査対象 チンゲルティ57番学校。学校側負担で便所に手すりが設置されている。 

  • 調査対象 バヤンズルフ校。3校舎のうち2校舎は耐震基準を満たしていないため利用禁止である。 

  • 調査対象 スフバートル区16番学校。最上階は雨漏りによる塗装の剥がれが見られる。 

関連情報