災害用緊急時移動通信網整備計画
The Project for the Construction of Disaster-Resilient Emergency Mobile Network
終了案件

- 国名
- ブータン
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 情報通信技術、水資源・防災
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2017年12月~
- 供与額
- 9.79億円
プロジェクト紹介
ブータンは国土のおよそ半分が急峻な地形であるため各地域間のアクセスが悪く、孤立している地域が多く存在します。頻発する地震や土砂災害などの自然災害に対応するためには確実で安定的な通信手段の確保が不可欠です。携帯電話の普及率は80パーセント以上と市民の情報伝達の主要な手段であるものの、通信システムが冗長化されていないため、災害時に携帯電話の通信が途絶するリスクがあります。この協力では、ブータンのジャカール市において、移動体通信ネットワークの冗長化のためのシステムを整備しました。これにより、国内の通信状況が改善され安定的な通信が可能になり、リスク軽減につながりました。
【事業の目的】
本事業は、ブムタン県ジャカール市において、移動体通信ネットワークの冗長化のためのコアシステムを整備することにより、ブータン国内の安定した通信ネットワークの確保を図り、もって同国の気候変動等による自然災害への対策及び防災機能強化を通じ、自然環境の悪化に対する脆弱性の軽減に寄与することをめざす。
【事業内容】
日本側:
1)機材調達:回線交換機、メディアゲートウェイ、加入者データベースシステム、加入
者パケット交換機、中継パケット交換機、ファイアーウォール、オペレーションシステムなど
2)コンサルティング・サービス:詳細設計、入札補助、調達監理
相手国側:
電源設備の強化、伝送設備の改善、土木工事、相互接続作業