柔道スポーツ施設建設計画

The Project for Construction of Judo and Sports Center

実施中案件

国名
コンゴ民主共和国
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
平和構築
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2018年5月~(2018年5月~2024年6月)
供与額
13.95億円

プロジェクト紹介

コンゴ民主共和国では、柔道と空手がサッカーと並んで人気のあるスポーツです。首都キンシャサ市内には、約200の柔道クラブがあり、競技人口は連盟加入団体ベースで約5,000人、全国では推定7,000人に上ります(2017年)。また、同国はスポーツを通じた国際協力・平和推進に積極的に取り組んでいます。一方、公共スポーツ施設は主にサッカー、陸上競技用に建設された国立スタジアムなど屋外スポーツ施設に限られており、柔道や空手などの競技大会を行える屋内競技施設はなく、天候の影響も受けるなど、柔道を始めたとした屋内スポーツの競技会開催や運営も困難です。この協力では、屋内スポーツ施設の建設を行い、また機材を整備します。

協力地域地図

柔道スポーツ施設建設計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • チャング柔道クラブ(ドン・ボスコ技術中学校)柔道場:屋根が撤去された施設の中にあり、10メートル×10メートルのエリアにおが屑が敷き詰められている。 

  • 柔道クラブ・ディナム柔道場:ゴムダイヤで仕切られたエリアにおが屑が敷かれている。同クラブは40年余年の歴史があり、国を代表する柔道家を排出している。 

  • 屋外柔道場設営の様子。タイヤで仕切ったエリアに厚み30センチ程度のおが屑を敷き詰めている。おが屑の交換は半年に1回。 

  • 国立競技場(バスケット競技場)。キンシャサ市のバスケット公式試合をここで全て行う。観客席は500席程度。ここでは柔道やバレーボールの公式試合も行われている。 

  • アテネ・デ・ラ・ゴンベ中高等学校内柔道場。2017年改修工事の様子。四隅に柱があり大変危険な環境。 

  • 国立スタジアム内柔道場(7メートル×8メートル)国家警察の柔道クラブ員による練習風景。かつての事務棟を柔道場としている。 

関連情報