離島開発用多目的船建造計画

The Project for the Construction of the Multi-Purpose Vessel for Outer Islands Development

実施中案件

国名
ツバル
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
運輸交通
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2018年12月~
供与額
4.63億円

プロジェクト紹介

ツバルで水産業は、食糧保全と国民の生計手段の観点からも重要な産業です。政府は各島に地域漁業センターを整備し、過去に日本が供与した漁業支援船を用いて漁業の技術・運営指導を行っています。住民の疾病などの緊急を要する際の重要なライフラインとしても利用されているこの船は、もともと貨客の運搬には向いておらず、老朽化が進み安全性にも問題を抱えているため、代替船の建造が課題です。この協力では、漁業支援船の代替船として貨客輸送にも対応した多目的船を建造しました。これにより、運搬・指導などに従事できる航海日数が延びることも見込まれ、同国の漁業振興のみならず海上輸送にも貢献が期待できます。

協力地域地図

離島開発用多目的船建造計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • マナウイ号。老朽化が進んでいる。 

  • 船内の様子。 

  • 乗客は天幕の下の仮設スペースで過ごす。 

  • スリップウェイ。水中のレールは健全だが、水上部特に水しぶきがかかる箇所の衰耗が激しい。 

  • 水産用桟橋があったが崩壊している。 

  • マナウイ2は事実上完成したが、コロナの影響により輸送の目処が立たず、造船所において留め置かれた。 

  • ツバルへの輸送が可能になったことにより、2021年6月11日にフナフチ港において引渡されたが、最終セットアップのための技術者を日本から派遣することはできなかった。 

  • ツバル側によるセットアップが完了し、首相によるテープカットなど引渡セレモニーが行われた。 

  • ツバルへの入国制限が緩和されたことにより、不具合解消のための補修工事と瑕疵検査が実施された。 

  • 急病人の搬送に向かうなど、ツバルのライフラインの一端を担っている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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