廃棄物管理に関する収集及び運搬の改善計画

The Project for the Improvement of Collection and Transport System for Solid Waste Management

実施中案件

国名
パレスチナ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
環境管理
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2019年2月~(2019年2月~2025年1月)
供与額
17.85億円

プロジェクト紹介

パレスチナ自治区の廃棄物収集・処分サービスは、地方自治庁の統括下で、各地方自治体が行っています。しかし、処分場の数が少なく、遠方の処分場までの廃棄物運搬が困難なことから、オープンダンピング(野さらし処分)や野焼きが慣行化し、周辺住民の衛生環境や健康への悪影響が懸念されています。自らの組織化促進による地方行政サービス向上により、自治体をまたぐ廃棄物管理の体制強化はなされていますが、収集・運搬する機材不足が課題となっています。この協力では、14か所の広域行政組合(JSC)に対し、収集・運搬機材を整備することにより、廃棄物管理サービスの拡大を図ります。

協力地域地図

廃棄物管理に関する収集及び運搬の改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 1999年の無償資金協力で整備された車両(コンパクター)。主に家庭ごみの収集に使用されている。 

  • 2016年の無償資金協力で整備された車両(コンパクター)。家庭ごみや市場ごみの収集に使用されている。 

  • ベイトアナン・コントロールドダンプサイトの状況(2018年11月)。雨水排水カルバート工事・遮水工が完了し、一部ごみの搬入を受け入れている。ラマッラ県内のランダムダンプサイトの状況。多くのランダムダンプサイトでは崖下にごみを投棄している。 

  • ラマッラ県内のランダムダンプサイトの状況。多くのランダムダンプサイトでは崖下にごみを投棄している。 

  • コンパクターによるごみ容器(コンテナ)での収集作業。市街地等を巡回して廃棄物を収集している。 

  • ベツレヘムJSCのワークショップはドナーの支援により2017年に完成した。 

  • ベツレヘムJSCのワークショップでは、収集車両の修理道具やスペアパーツが管理されている。 

  • ヘブロンJSCのワークショップは、駐車場程度で整備機材はほとんど無く、整備は民間委託されている。ジェリコJSCのワークショップでは、ジェリコ市との協力で収集車両の修理・整備が行われている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。