ウガンダの自然資源管理プロジェクトチームがエチオピアのFFSスタディツアーに参加

本プロジェクトでは、「ウガンダ国西ナイル地域における持続的自然資源管理と難民・ホストコミュニティの共存促進プロジェクト」のプロジェクトチームに対し、ファーマー・フィールド・スクール（FFS）に関するスタディツアーを実施しました。

ウガンダ国西ナイル地域では、コミュニティがエネルギーや住居のために木材に大きく依存していることが原因で、森林の減少が深刻な問題となっています。ウガンダにいる難民の約63%がこの地域に避難していることもこの問題に拍車をかけています。

この課題を背景に、ウガンダのプロジェクトチームがエチオピアのプロジェクトの活動を視察するために、2025年9月15日から19日までFFSに関するスタディツアーを実施しました。この研修の主な目的は、「ファーマー・フィールド・スクール（FFS）」というアプローチについて学ぶことです。エチオピアのプロジェクトでは、特にアグロフォレストリー（農業（Agriculture）と林業（Forestry）を組み合わせた持続可能な土地利用システム）を学ぶためにFFSが活用されています。

ウガンダのチームは、プロジェクトサイトがあるオロミア州ジンマ県を訪問し、FFSの実践現場の見学や実際にFFSに参加した農家との意見交換などを行いました。

このスタディツアーでの経験は、今後ウガンダでFFSを導入し、持続可能な自然資源管理を推進していく上で重要なヒントとなるでしょう。