レーダ(SAR)衛星データ解析と機械学習(AI)のワークショップを実施しました

9月12日~16日にかけ、JAXAとAISTによるレーダ(SAR)衛星データ解析と機械学習(AI)のカウンターパート研修を実施しました。もともと、日本での研修を計画していましたが、COVID-19により渡航できる時期が不透明だったこともあり、今回は日本から専門家が渡航する形での研修となりました。

JAXAの実施したSAR解析研修では、森林変化の早期検出の精度向上のため、アマゾンにおける森林減少の変化パターンとその際にSARデータがどのように変化するか検証作業を行いました。各参加者が森林変化地点の時系列変化をシートにまとめ、発表を行いました。AISTの実施したAIプログラミング研修では、Pythonを使用した機械学習の方法について学びました。深層学習の仕組みや数式が難しかったようですが、具体的な事例を取り入れることで理解が進みました。

この研修はブラジル側にとっては技術を学ぶことに役立った一方。日本側にとっては研修中の議論を通して、ブラジルの違法伐採の状況を理解するための良い機会になりました。今後は定期的にオンラインでの情報共有を継続し、連携してプロジェクト活動を進めていきます。

また、15日には研修参加者のみならず、IBAMA内の職員に向け、本プロジェクトやJAXA、AISTの取り組みを知ってもらうべくセミナーを開催し、オンラインを含め、50人ほどの参加者がありました。

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