アマゾンの伐採現場においてレーダ(SAR)衛星データの検証と機械学習(AI)のためのデータ収集を行いました

2022年9月18日~22日

広大なアマゾンの森林保全を図るためには効果的・効率的な森林モニタリングシステムの構築が必要不可欠です。このため、プロジェクトではSAR衛星データの活用による森林伐採跡地検出の精度向上及びAIによる伐採リスクの高いエリアの抽出を目指しています。
9月18日~22日にはJICA専門家チーム(チーフアドバイザー、JAXA、AIST)がアマゾン上流部に位置するロンドニア州の伐採現場を訪問し、SAR衛星データの検証とAIのためのデータ収集を行いました。

現地では、光学衛星データとSARデータとの間で差異が認められたポイントを肉眼及びドローンを活用して確認し差異の要因について検証を行うとともに、AIに入力するパラメーターとなる立地条件(主要道路や集落からの距離など)や社会・経済条件等に関するデータ収集を行いました。調査中、実際に火入れが行われている箇所や伐採後に木材を運び去った痕跡が残っている箇所に遭遇するなど森林減少の深刻さがうかがえました。

なお、現場訪問に当たってはセキュリティー確保の観点から武器を持った警察官が常に帯同します。

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