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労務、機械歩掛パイロット実態調査に同行して

パイロット実態調査について

本プロジェクトでは、ベトナムにおける公共建設事業の積算制度を改善する一環として、ベトナムの実状にあった工事に関する実態調査の方法を検討し、提案しています。

プロジェクトでは、労務・機械の歩掛(ひとつの作業を行うにあたり、必要な作業の手間を数値化したもの)、材労機の単価、間接費、調査・設計・施工監理歩掛のパイロット実態調査を実施しており、これまでに約40社のコントラクターやコンサルタントの協力を得ながら、データサンプルの収集、情報収集を行ってきました。

パイロット実態調査への同行

2023年4月14日、15日の日程で、労務、機械歩掛調査のパイロット実態調査に同行しました。現場はベトナム北部に位置するタインホア省(ハノイから南に約130㎞、車で3時間ほど)の高速道路建設現場の一区画です。

当日は悪天候で工事作業は中止されていましたが、路盤工事、盛土工を実施中の建設業者2社に聞き取り調査を実施し、工事行程、労務・機械運転時間の記録を付けているか等確認を行いました。

パイロット実態調査では、現場からプロジェクトが必要とする情報を提供して貰うことが肝心です。このため、建設業者との信頼関係の構築は不可欠です。各専門家は、プロジェクトで雇用しているローカルスタッフに都度確認しながら、現場の繁忙時間や休息時間の訪問は避け、文化的な違いにも配慮しながら、調査を進めています。

現場での調査の様子(4月14日)

現場での調査の様子
(4月14日)

建設業者からのヒアリングの様子(4月15日)

建設業者からのヒアリングの様子
(4月15日)