プロジェクトニュース:第7回JSC会議の開催
2023年9月29日(金)にベトナム建設省にて、第7回JSC会議が開催されました。
ベトナム側からは、MOC副大臣をはじめとし、プロジェクト実施機関関係者11名が、出席しました。日本側からはJICAベトナム事務所(次長、他2名)、プロジェクトチーム(プロジェクトチーフアドバイザー1名、短期専門家7名、ローカルスタッフ5名)が出席しました。
会議では、プロジェクトチームが各成果における活動の進捗状況、パイロット実態調査実施結果の報告及び、これまでの活動結果を踏まえたC/Ps側への提言を行いました。また、プロジェクトチーフアドバイザーから、➀ベトナムの公共工事事業における実態調査の義務化、➁適正な市場単価、間接費の把握に努めること、➂積算データのデジタル化及びコード化、➃公共事業において現場の状況に合わせて契約変更を行うための制度整備の必要性などについて提案し、次回JSCに向けて実態調査をベトナム国においてどのように具現化していくかを引き続きカウンターパートと議論していきたい旨、発言がありました。
ベトナム側は、プロジェクト終了後プロジェクト成果を今後どのように活用していくか、2027年までのロードマップを提示しました。また、MOC副大臣から以下の発言がありました。
- 近年ベトナムでは大規模公共工事事業が行われているものの、発注者側の管理能力及び、積算算定方法の確立が追い付いていない。
- 積算システムのデータベース化、システム化の取り組みを進めているが、今後もプロジェクトチームの提言を踏まえ、ベトナムの実状に見合った形で管理能力強化を検討したい。
JSC会議全体の様子
ベトナム側の参加者
日本側の参加者