中間レビューの現地調査及び、JCC開催

2023年8月27日~30日にかけて科学技術振興機構(JST) による中間評価のための現地調査が実施されました。これに合わせ、本案件の第 3 回 JCCが開催され、プロジェクト後半に向けての研究・活動のレビュー及び、プロジェクト終了後の社会実装を意識した研究成果の普及について協議し、両国関係者が意思疎通を図ることができました。

また、モンゴルの食糧農牧業軽工業省(MOFALI)畜産政策実施調整局の担当者もJCCに同席し、MOFALIの政策や支援、過放牧の予防策として実施されている活動等についての情報を共有してくださいました。本プロジェクトは、終了前に本案件の成果を展開するための普及計画を作成し、MOFALIへ提出することになっているため、普及計画の作成に当たっては、プロジェクトメンバー間の連携を始め、MOFALIからの協力が必須であることがJCCでの意見交換の時に強調されていました。

今後は、プロジェクト成果の普及に向けて、自治体の2024年度予算配分の協議前に、対象地域であるトゥブ県の27ソムの農業普及担当者を集め、プロジェクト活動及び成果を紹介し協力を求める場を設ける予定です。また、昨年設置した柵が家畜や野生動物等により壊されたケースがあったため、これからの柵付けに関し、もっと頑丈な素材で設置する意見もありました。

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第3回JCCの参加メンバー
(2023年8月28日開催)