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東京大学での研修と今後の展望

2024年10月28日~11月27日にモンゴル生命科学大学Center for Ecosystem Studiesの2人が東京大学で研修を行いました。

OyunsuvdさんはRという統計解析ソフトを使って、モンゴルの試験地で実施した栽培試験のデータ解析作業を行いました。モンゴルでもこのソフトを使って統計作業をしていましたが、これまで知らなかった様々な使い方があり、新たな分析手法を数多く学ぶことができました。

NyamtserenさんはMetaShapeという画像解析ソフトを使って、試験地をドローンで撮影した画像データの分析を行いました。MetaShapeというソフトはモンゴルではほとんど使用されていないので、様々な分析方法について新たに多くのことを学ぶことができました。

これらのソフトをうまく使いこなせるようになったため、モンゴルに戻ってきてから分析がスムーズに進むようになりました。日本で研修を受けていたときから、新しいことが分かり次第モンゴルの同僚たちに電話やメールで「この前うまくできなかったことは、こうすれば解決できるんだ。」と研修の成果を共有していましたが、モンゴルに戻ってからは日本で学んだことを直接同僚たちに教えています。

今後は今回学んだ知識、技術を生かして博士論文の作成に取り組みます。博士号を取得したら、5年間にわたって得られたプロジェクトの成果を参考にして、全国の遊牧民に多年草の植物を栽培する方法や種子をコーティングする方法を教えたいと思います。遊牧民は現在、乾草を蓄えることができていません。自分たちで多年草の植物を栽培できるようになると冬に牧草が不足する問題を解決できます。また、ドローンで撮影した画像で草地の状況を把握できるようになると、適切な草原管理・修復の方法を判断することが可能になります。

東京大学の研究室には必要な機械、設備、試薬等が完備されており、研究に集中することができる環境が全て整っていると感じました。また、そうした恵まれた環境の中で日々一生懸命に研究をする日本人の研究者を見て感銘を受けました。今回の研修では、空港への出迎えから研究の指導まで、緑地創成学研究室の皆様には大変お世話になりました。また滞在中には研究室のゼミに参加し、博士課程、修士課程の学生さんやポスドクの研究員の方々の研究発表を聴講することができ、様々な分野での先端の研究成果に触れることができました。多くの学ぶ機会を提供してくださった大黒教授、甲野助教、そして滞在中の生活を支えてくださった秘書の木村さんに大変感謝いたします。

(プロジェクトアシスタントChuluunbat Oyunaa)

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東京大学大黒俊哉教授と研修生