コンゴ民主共和国(首都キンシャサ市)にて第三国研修が実施されました
2024年4月16日から4月26日に、本プロジェクトのカウンターパートである道路維持管理総局(DGER)の職員を中心に選出された10名が第三国研修に参加しました。本研修は、研修生が他国の道路維持管理事情について見聞きし、理解を深めることで、自国の道路維持管理業務に活かすことが目的です。
受入先はコンゴ民主共和国の首都となるキンシャサ市の道路維持管理業務を行う道路・排水公社(OVD)です。OVDは本技術協力プロジェクトと類似したプロジェクトの実施経験があるため、OVDの講師陣から経験を踏まえた教訓、知見やノウハウに係る講義が行われ、研修生はブルキナファソでの道路維持管理にも応用できる取り組み等を効果的に学び、更に意見交換を通じて両者が切磋琢磨することを目指しました。
約2週間の研修期間中、研修生らは常に講師陣の話に熱心に耳を傾け、積極的な質疑と白熱した議論を通じて、自国の状況と対比しながら維持管理業務について考えを深める様子が伺えました。特に、GPS(位置情報把握システム)を活用した機材の管理手法は、研修生たちの興味を強く引き付けた様子でした。
最終的に、研修生は講師陣と協議し、学んだ内容と自国への活用方針をアクションプランとして取りまとめ、発表会を行いました。また、帰国後にはブルキナファソにて研修報告会を開催しました。研修生はアクションプランの発表として、これから日本の支援で導入される道路維持管理機材の運営チームの構築方針など、今後の道路維持管理業務への提案を行い関係者で議論しました。
本研修が、今後ブルキナファソにおいて道路維持管理業務をよりよく進めて行く上での一助になることを期待しています。
OVDにおける開会式典での集合写真
研修生からの発表と講師との議論の様子
公道での道路補修デモンストレーション
資機材保管施設の視察
道路点検機材のデモンストレーション
OVD総裁から研修員へ修了書の授与