公道での舗装補修実習が実施されました

2023年10月16日から20日の5日間にわたり、公道(国道1号線及び6号線)での舗装補修実習が、日本人専門家のサポートの下で実施されました。本実習にはカウンターパート機関であるDGERを中心に、約30名が参加しました。

本年6月に実施されたカウンターパート施設敷地内における実習や、その後カウンターパートによって自主的に行われたトレーニングの経験を基に、本実習ではカウンターパートが主体となって作業に取り組みました。傾胴式ドラムミキサーを用いたアスファルト混合物の製造作業や、既設舗装の切断・撤去、砕石敷均し・締固めによる路盤の整生、合材の敷均し、及び転圧といった補修作業のレベルにはある程度の習熟が認められ、また、安全に配慮した交通整理も徹底されており、ブリゲード(直営の維持管理作業班)としての能力が着実に向上してきました。今後もこれらの日常的な維持管理作業は継続的に実施していき、品質と効率性を改善致します。

10月19日にはブルキナファソ国インフラ開発省大臣、及び駐ブルキナファソ日本国特命全権大使が視察に訪れました。インフラ開発省大臣からは、「道路維持管理は国民の円滑な移動と経済成長に不可欠であり、道路維持管理部隊の設立は喫緊の課題である。日本の技術移転に感謝する。」との言葉が述べられました。

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アスファルト混合物の製造作業

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アスファルト混合物の敷均し作業

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アスファルトカッタによる既設舗装の切断作業

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ハンドガイドローラを用いた締固め作業

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作業中の交通誘導状況

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視察に訪れたインフラ開発省大臣

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視察に訪れた日本国大使(当時)