公道での道路点検実習が実施されました

2023年11月10日から14日のうち2日間にわたり、公道(国道1号線)での道路点検実習が日本人専門家のサポートの下で実施されました。本実習には、主たる点検の実施機関であるDGER及びDRID-Cを中心としたカウンターパート達が参加しました。

ブルキナファソにおける現行のアスファルト道路点検作業では、補修金額の特定を目的として各損傷に対する補修方法が直接的に記録されるのみであり、損傷自体を正しく評価/分類するためのシステムが確立されていませんでした。そこで本プロジェクトでは、損傷を適切に評価するため、道路の損傷度合いを把握する手段としてメッシュを用いた点検方法を新たに導入することにしました。格子状に結ばれたロープ(メッシュ)を道路に広げ、路面を多数の正方形で区画した升目の中にクラックやポットホールといった損傷が合計で幾つ存在するかを記録することで、道路の損傷の度合いや割合を測定しています。
今回の実習では、日本人専門家によるレクチャーと敷地内でのシミュレーションの後、初めてこのメッシュによる道路点検作業を公道で実施しました。高温の中、メッシュの設置を繰り返し、逐一記録していく地道な作業は集中力と忍耐力を要求されるものでしたが、カウンターパート達は集中し、熱心に取り組んでいる様子でした。

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第1回道路点検座学

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第2回道路点検座学

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カウンターパート施設敷地内での道路点検実習

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公道での道路点検実習