第5回合同調整委員会を開催しました
2024年6月27日、ダルエスサラーム市内において、第5回合同調整委員会(JCC:Joint Conditioning Committee)が開催されました。会議は、PO-RALG(大統領府地方自治省)のMativila副事務次官が議長(代理)を務め、DART(ダルエスサラーム高速交通公社)のKihamia総裁、Nguvila州政府RAS(助役)、Hamzaキノンドニ区首長、Kayera土地省副コミッショナーという本プロジェクトの意思決定に関わる主要職位のメンバーやそのほかカウンターパート機関の代表が出席されました。
2022年7月に第1回JCC会議を開催してから約2年が経過しました。この間、「TOD戦略」、「ゲレザニ駅開発コンセプトデザイン」、「サバサバ駅周辺開発コンセプトデザイン」、「TODガイドライン」をテーマにしたサブ・テクニカルワーキンググループにて、カウンターパートと技術的な議論を重ねてきました。加えて、昨年9月には首都圏を対象に、そして今年5月には関西圏を対象にした2度にわたる本邦研修を実施し、カウンターパートが日本のTOD事例の講義・視察を受け、有識者や日本企業との講義・ディスカッションを行いました。
今回のJCC会議では、「TOD実行のための行政機関の調整機能の向上」、「本プロジェクトの成果物の承認・活用方策」のための議論や、「パイロットプロジェクト(モロッコ-ムウェンゲ回廊の詳細計画、民間投資促進など)」の進捗報告などが行われました。また、現在作成を進めている「TOD戦略(最終案)」「TODガイドライン(第三次案)」の内容についても確認されました。
今後は、今年12月に開催予定の本プロジェクトの最終JCC会議に向けて、成果物の精査、承認・活用のための行政調整・手続き、詳細計画の最終化に向けた検討作業、民間企業や市民に対するTODの理解促進を進める予定です。
会議の様子:出席者によるディスカッション
会議の様子:出席者によるディスカッション