サブ・テクニカルワーキンググループの合同開催
ダルエスサラーム市において、2024年11月28日に合同サブ・テクニカルワーキンググループ(Sub-TWG)が開催されました。これまで、TOD戦略、駅周辺開発、TODガイドライン・調整メカニズムの3つのSub-TWGそれぞれで議論を進めてきましたが、プロジェクト終盤の今回は、これら3つの合同会議となります。会議では、TODガイドライン、モロッコ-ムウェンゲコリドー(MMコリドー)の詳細計画、調整メカニズム、トレーニングプログラムに関する現在までの活動状況について報告を行い、今後取り組むべき事項について議論を行いました。
TOD戦略に関しては、現在までに内容について十分な議論が尽くされてきたため、カウンターパトからは、TOD戦略を如何に具体事業の実施につなげていくかが今後重要であると強調されました。また、本プロジェクトで作成したTOD戦略の文書をダルエスサラーム市のみでなく各州に広く公開し、全国に普及させていくことが提案されました。
MMコリドーの詳細計画に関しては、計画に示された新しい都市計画アプローチの実施、さらに他地区への水平展開を確実なものにしていくために、土地省が規定する公式な開発基準の改定を行った方が良いという提案がなされました。
TODコーディネータに関しては、今後の持続的な運用のための仕組みが必要であり、調整メカニズムの役割を担う既存の主要会議の議題にTODを組み込むことで、継続的にTODに関する議論・調整を行うことが重要であることが確認されました。
本プロジェクト終了に向けて、プロジェクト期間内で実施すべき事項を着実に進めながらも、一方でプロジェクト後にタンザニア政府が取り組むべき事項についての準備支援を進める予定です。
会議の様子: 第2回TOT会合でのディスカッション
会議の様子:第8回Sub-TWG(TOD戦略)でのディスカッション