第6回合同調整委員会(JCC)を開催
2024年12月12日、ダルエスサラーム市において、合同調整委員会(JCC:Joint Conditioning Committee)の第6回会議が開催されました。会議の議長は、DART(ダルエスサラーム高速交通公社)のKihamia総裁が務めました。
2022年7月18日にJCC第1回会議の開催をもって本プロジェクトが開始されてから、約2年半が経過しました。この間、3つのテーマに分かれたサブ・テクニカルワーキンググループにて、カウンターパートと技術的な議論を重ねてきました。今年8月には、Ardhi大学、ダルエスサラーム大学、東京大学のタンザニア・日本の両国から教授陣を招いてTODセミナーを開催し、カウンターパート機関と共にダルエスサラームにおけるTODの在り方について議論しました。
今回のJCC会議では、TOD戦略、駅周辺開発、TODガイドライン、パイロットプロジェクト(モロッコ-ムウェンゲ回廊の詳細計画、投資促進、広報)、調整メカニズムなどの主要な成果・活動の進捗報告が行われました。カウンターパートからもプレゼンテーションが行われ、特に調整メカニズムについて、TODコーディネーターを通じてTOD促進のための活動を今後も継続的に実施していくことの重要性が説明されました。また、各成果・活動について、プロジェクト終了までに取り組む事項、及びプロジェクト終了後にカウンターパート自身が取り組むべき事項が確認されました。
2025年2月には、JCCの最終会議、そして最終成果報告会としてTODシンポジウムを開催予定です。これらの会議の開催に向けて、成果物の最終化とプロジェクト成果の今後の継続的活用のための調整を進める予定です。
会議の様子:出席者によるディスカッション
会議の様子:出席者によるディスカッション