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ESMATEの知見を最高峰の国際数学教育会合でプロジェクトの数学技官3名が発表

2024年7月7日から14日にオーストラリアのシドニーで開催された国際数学教育会合、International Congress on Mathematical Education(ICME)において、プロジェクトカウンターパートの技官3名が発表を行いました。本大会は算数・数学教育の分野において世界最高峰かつ最大規模の大会です。97か国から2,400人の研究者、政府職員、教員などの教育関係者が参加しました。

それぞれの技官の発表内容は以下の通りです。ディアナ・エレラ技官は昨年度実施された全国学力診断テストにおける4年生の結果について、年度ごとの問題冊子の比較、短答式問題の解答状況および男女間のパフォーマンスの違いについての詳細な分析、更に診断テスト結果を生かすためのフィードバックについての提案をしました。フランシスコ・メヒア技官は「教員間振り返り」活動の効果を高めるために昨年アクションリサーチで行ったもので、教員による生徒のノートチェック状況を同活動に参加した教員に分析させることにより、彼らが自身の実践を振り返り、教室での行動変容が見られた結果を報告しました。またアナ・アルゲタ技官の発表は同じくアクションリサーチで課題として取り上げたもので、生徒各自の能動的学習時間を確保するために教師の適切なサポートと生徒の教え合いを促進したところ、生徒の問題に取り組む姿勢が向上したという報告です。

プロジェクトで行っているこのようなエビデンスに基づく学びの改善の取り組みについて、他国の出席者からの高い関心もうかがわれ、フランスのプロジェクトと情報交換を行ったり、アジアからの参加者から教科書の改訂プロセスについての質問を受けたりしました。

今後のエルサルバドル教育省を担っていく3名は、国際会合への参加を通して各国の研究者とのつながりを持つ機会を得て、他国の取り組みについて知ることができました。そればかりでなく、学術的知見を深め、更に大舞台での発表という経験を積むこともできました。

プロジェクトでは諸活動で得た知見の更なる国際的な共有を図って、中米統合機構(SICA)の教育文化調整局(CECC)によって来年2月に実施される予定の中米国際オンラインセミナーおいても発表を行うべく、準備を進めています。

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シドニーに渡航し発表を行った(左から)アナ技官、ディアナ技官、フランシスコ技官

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アクションリサーチによる研究成果を発表するフランシスコ技官

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生徒間の教え合いを促す取り組みについて発表を行うアナ技官