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二人の帰国研修員による報告会 ― 日本で学んだ経験をエルサルバドルの教育向上に生かす ―

鳴門教育大学に長期研修員として日本に2年間留学し9月にエルサルバドルに帰国したウェンディ・ロドリゲス技官が彼女の研究成果を10月に、岡山大学で行われた3週間の短期研修に参加したケビン・セラーノ技官が研修で学んだことを11月に、それぞれ教育省内で報告しました。

ウェンディ技官の研究テーマは教員が授業中に行う形成的評価について。エルサルバドルへの一時帰国の際に授業観察や教員へのインタビューによって収集した情報を分析し、それに基づいて、教師の生徒に対するフィードバックの重要性を訴えました。

発表後には、同大学への留学経験があるフランシスコ・メヒア技官、サルバドール・ロドリゲス技官、アナ・アルゲータ技官、そのほかに同大学に留学中で一時帰国していたフェリックス・ゲバラ技官、更には理科の技官も加わって、彼女の研究成果をエルサルバドルの学びの改善にどのように生かすかについての議論が行われました。

一方、ケビン・セラーノ技官は同じ課題の下に他の中南米各国からも研修員が参加する「課題別研修」に参加し、日本の算数数学教育についての講義を受けたり、授業研究など、授業改善活動の様子を見学したりしました。それに基づいて、プロジェクトで現在進めている高校教科書の改訂に研修によって得た知見を生かすための活動計画を数学技官に発表しました。報告会では更に、算数数学の授業の他に英語の授業にも参加して生徒たちと異文化間コミュニケーションを図った経験を語りました。

このように、本プロジェクトでは日本に長期留学生や短期研修参加者を送って人材強化を図っています。この2つの報告会では、この活動の積み重ねの成果が実感されました。今回発表を行った2人をはじめとした留学・短期研修受講経験者たちが日本で得た知見をエルサルバドルの教育関係者に共有し、学びの改善に生かしています。

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観察された教師から生徒へのフィードバックの形態別頻度について説明するウェンディ・ロドリゲス技官

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日本での研修成果を教科書改訂に生かすプランを発表するケビン・セラーノ技官