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ESMATE2の知見を教育省全体のものに

ESMATE2の知見を教育省全体のものにするために、1月29日、他教科メンバーへのワークショップを実施しました。

最初のセッションであるESMATE2の実績報告では、PDCAサイクルによる「カリキュラム改訂プロセス」と「全国教員振り返りの実施プロセス」についてESMATE技官からESMATE戦略の発表を行いました。この発表において、教育調査で得られたエビデンスの各プロセスへの活用例や、計画・実施した活動を通じて得たフィードバックを生かして各プロセスを改善していく、いわゆる「PDCAサイクル」の適用例を共有しました。

例えば教科書の改訂では、「授業観察やテスト結果分析で得られたエビデンスを基に方針を策定する(計画、Plan)」→「方針を基に改訂教科書の草案を作成する(実行、Do)」→「学校現場で試行する(確認、Check)」→「試行結果を基に改訂の成果と新たな課題を議論する(改善、Act)」というサイクルを一度回した後、更に「新たに特定された課題に対して解決案を議論する(Plan)」→「策定された解決案を草案に反映する(Do)」……と同じサイクルを再び回して最終稿を仕上げます。

更に中長期的にも、「改訂された教科書の効果をその後の教育調査で確認し新たな改訂方針を策定する(Plan)」→「その改訂方針を基に改訂教科書のドラフトを作成する(Do)」……とサイクルを回し続けていきます。

この発表の後、各教科のグループに分かれて、2026年度以降、どのように自分たちが同じようなサイクルを回していけるのかについて議論しました。それぞれの教科にはそれぞれの事情があり、抱えている課題は多種多様です。各々の文脈に合わせてPDCAサイクルをどう実現するか熱い意見交換が行われ、最後に議論されたことについての全体共有を行いました。全体会では担当教科の枠を超えて話し合う姿が見られ、教育省としての一体感が感じられました。

知見共有会の最後には、グラナドス・カリキュラム局長から「全ての教科を対象に2026年より改訂ESMATE戦略を局全体の政策として実施していく」との力強い言葉がありました。

プロジェクトでは改訂ESMATE戦略を文書としてまとめる作業を進めており、プロジェクトが終了する4月までにエルサルバドル教育省の公式文書として公開する予定です。

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プレゼン資料の一部、PDCAサイクルを適用したカリキュラム改定サイクルを図式化したもの。

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カリキュラム局だけでなく評価局や教師教育局も交えて、教育省全体としてESMATE戦略を実施していくための議論がなされた。

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自身の担当教科(英語)でPDCAサイクルをどのように実施するかを活動計画に落とし込んでいる。資料はデジタルでも配布しており、各自の端末で確認しながら議論を進めている。

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改訂ESMATE戦略の重要性を語るアレックス・グラナドスカリキュラム局長