日本での学びをエルサルバドルや中米カリブ地域での教育のさらなる発展へ

7月3日から21日の日程で、教育省カリキュラム局と評価局担当者10名が来日し、鳴門教育大学が受け入れ先となって、日本でのテスト問題の作り方やカリキュラムのあり方等を学びました。

滞在中は、日本の算数・数学授業視察のための学校訪問や、徳島県・兵庫県教育委員会関係者との意見交換、日本の算数・数学教科書出版社での教科書編集制作プロセスとテストの作成方法や結果の分析手法に関する講義、鳴門教育大学はじめ複数の大学の先生からの講義や演習等を受け、自国との違いを踏まえながら、帰国後取り入れられる手法や改善すべき点について多くの学びや気づきを得ました。

すべての訪問先、講義において、エルサルバドル教育省参加者から積極的に日本側の関係者へ質問したほか、予定時刻を超えるほど意見交換も活発に行われました。

最終日には、帰国後のアクションプランの発表が行われました。作成されたアクションプランは、彼らの帰国後エルサルバドル国内の教育関係者のみならず、8月に予定している中米カリブ地域諸国の教育関係者が一斉に会するセミナーでも発表され、今回の日本滞在で学んだ知見を共有される予定です。

今後のエルサルバドルならびに中米カリブ地域でのさらなる教育の改善・発展に、彼らが学んだことが活かされ、貢献されることを期待し、プロジェクトの今後の活動がさらに進んでいくように引き続きサポートしていきたいと思います。

園和小学校にて1年生の算数授業視察中。

園和小学校にて1年生の算数授業視察中。

啓林館を訪問し、教材やテスト問題作成について学びました。

啓林館を訪問し、教材やテスト問題作成について学びました。

最終日_閉講式の様子

最終日_閉講式の様子