コソボ公共放送局能力向上プロジェクトフェーズ2
The Project for Capacity Development of Radio Television of Kosovo (RTK) Phase 2
実施中案件
- 国名
- コソボ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- ガバナンス
- 協力期間
- 2021年1月~2024年1月
プロジェクト紹介
コソボでは、全ての国民に正確・中立・公正な放送を届けるという理念を達成すべく、公共放送局コソボラジオ・テレビ局(RTK)が多民族性に配慮した番組編成・制作をしています。アルバニア語の総合チャンネル(RTK1)に加え、セルビア語チャンネル(RTK2)が開設されていますが、セルビア系住民の多い北ミトロビッツァ及び周辺地域ではRTK2がいまだ放送されていません。また、南部の主要都市プリズレンでは、諸民族が混住しているため各民族のRTKスタッフが取材にあたっていますが、いまだ情報の精度が低い状態です。加えて、過去の映像素材の利活用に関する規定やマニュアルが整備されていません。この協力(フェーズ2)では、プリズレン、北ミトロビッツァ地域をそれぞれ管轄する支局を設立するとともに、公正で偏りのない番組制作のための内部基準の策定及び番組制作に活用可能な映像素材を蓄積するためのアーカイブスシステムの活用を支援することによって、RTKがコソボ全土を取材し高品質の番組を放送することを図り、全国民がRTKの番組を視聴可能な状況になることに寄与します。