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Druk Sokchop(ブータン人の救命)の成果がミャンマーでの人命救助に役立ちました

プロジェクトはこれまで蘇生教育コースの開発を支援しており、この取り組みによって成人や小児の心肺蘇生や外傷患者の蘇生を学ぶコースが開発され、国内で展開されています。これらのコースは、Druk Sokchop(ブータン人の救命)と呼ばれています。

2025年3月28日、ミャンマー中部に発生したマグニチュード7.7を記録する大地震に際し、JICAは国際緊急援助隊(Japan Disaster Relief Team, JDR)医療チームを派遣し、被災地にて医療活動に従事しました。「医学教育の質強化プロジェクト」の総括である井上信明医師も、JDRの一員としてミャンマーに派遣されました。またブータンからも、国王の命を受け70名近い医療チームがミャンマーに派遣されました。このチームのなかに、Druk Sokchopの開発メンバー、そしてこのコースを受講している方達が多く含まれていました。

普段はブータン国内で顔をあわせる方達ですが、ミャンマーの被災者を支援するという共通の目標のもと、井上医師とブータン人医師がミャンマー国内で再会し、交流を深めることができました。その際、ブータンチームの医療リーダーを務めるTashi Tenzin医師は、「我々は、被災された重症患者の診療にチーム全体で取り組んだ。なかでも活動サイト近くでオートバイ事故にあった若者が搬送されてきたとき、Druk Sokchopで学んだ蘇生技術が非常に役立った。チームのほとんどのメンバーがコースを受講していたので、皆が一丸となって若者を救命することができた」と話してくださいました。

ブータン人の命を救うことを目的に開発された研修コースですが、国を超えてその効果が発揮されました。これはコースの開発、そして実施に地道に研修に取り組んでくださった、ブータンの皆様の成果です。今後も救うことができる命を救うために、研修に継続して取り組むことができればと思います。

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