第5回合同調整委員会が開催されました
2024年12月8日、第5回合同調整委員会(JCC)が開催され、ダッカ首都警察(DMP)の交通警察官らが、広報活動を含む以下の各成果の進捗について報告しました。
成果 1:
- 参加実践型「交通安全教育プログラム(PPEP)」の実施状況(11校、計1200名に対して実施)
- DMP交通警察へのPPEP実施トレーニング(4回、計60名受講)
- DMP主催の交通週間へのサポート(ポスター・スローガンコンテスト受賞作品を印刷したうちわ3万枚を配布)
成果 2:
- 交通事故データ収集用モバイルアプリ「Database and Analysis of Road Crash(DARC)」のシステムおよびデータ収集方法に関するトレーニング(12回実施、計779名受講)
- DARCの本格的な試験運用を開始予定
成果 3:
- パイロットプロジェクト1:安全な歩行者横断の計画と準備(ダッカ北市役所との調整、可動式信号機の調達等)
- パイロットプロジェクト5:交通安全教育センター設置に向けた協議・準備状況
広報
- 交通安全に焦点を当てるジャーナリスト・グループを強化するための広報活動(Media Fellowship Programme)の実施状況
- 選定された4名のフェロー(ジャーナリスト)が交通安全に係る8つのレポートを作成し、各所属メディアから配信済み
- レポートをまとめたブックレットを作成・配布予定
JICAバングラデシュ事務所は、これまでDRSPが実施してきた交通安全の取り組みが、プロジェクト終了後も継続されることへの期待を表明しました。
これを受け、会議に出席しJCCメンバー(バングラデシュ道路交通機構、バングラデシュ道路公社、ダッカ交通調整局、ダッカ北・南市役所の代表者)からも、交通事故データ分析結果の活用を含む、具体的な連携について建設的な意見が出されました。
DMPは、今後もJCCメンバーと緊密に協力しながら、より安全な交通社会の実現に向けて貢献することを表明し、交通安全教育や事故分析・対策など、DRSPの取組みを今後も継続していくことを確認しました。
DMPによるオープニングリマークス
JICAバングラデシュ事務所によるコメント
成果2に関する発表
集合写真