ICN Congress 2023 Montreal（国際看護師協会モントリオール大会）で口演・ポスター発表

2023年7月1日から5日まで、カナダのモントリオールにあるPalais des Congrèsにて、"Nurses together: a force for global health "をテーマにInternational Council of Nurses (ICN) Congress 2023（国際看護師協会大会2023）が開催されました。COVID-19のパンデミック以来、対面式で実施された初めてのICN大会で、126か国から6,000人以上が参加していることをICNのCEOであるHoward Catton氏が開会式で発表していました。

大会の学術プログラムは、本会議、地域セッション、メインセッション、コンカレントセッション、各国看護協会（NNA）シンポジウム、ポリシーカフェ、マスタークラス、e-ポスターディスカッションセッションで構成されていました。

コンカレントセッションでの口頭発表、e-ポスター、ポリシーディスカッションは、8つのサブテーマに沿って構成されていました。8つのサブテーマは以下のとおりです。

7月2日に、「3. 規制と教育を通じての看護の専門的実践の推進」のテーマのe-ポスターディスカッションセッションが開催され、当プロジェクトチームとタイ側関係者であるDr Panarut Wisawatapnimit（Faculty of Nursing, Praboromarajchanok Institute, Ministry of Public Health; Secretariat, Asia Pacific Action Alliance on Human Resources for Health）および Dr Prakin Suchaxaya（Thailand Nursing and Midwifery Council）は「Strengthening Nurses’ Competencies and Quality by Improving Continuing Profession Development System for Nurses（看護師の継続教育システムの改善による看護師の能力と質の強化）」と題したe-ポスター発表を行いました。
同日、「8. グローバルヘルスの優先課題への対応と保健システムの強化」をテーマとしたコンカレントセッションで、「The Impact of COVID-19 Pandemic on Continuing Professional Development System for Nurses（COVID-19パンデミックが与えた看護師の継続教育システムに対するインパクト）」と題した口演発表を行いました。
これらの発表内容は、2022年3月から2023年2月までの期間に当プロジェクトおよび共催者が計4回開催したオンラインCPD（Continuing Professional Development：継続教育）ワークショップシリーズの事前アンケート、発表、ディスカッションで収集したデータに基づいています。CPDワークショップシリーズに参加した13か国からの参加者の協力とサポートがなければ、このような重要なグローバルなプラットフォームで、13か国からの経験と知見を共有する機会を得ることはできませんでした。改めてCPDワークショップシリーズにご参加いただいた皆さまへ心より感謝申し上げます。
リーダーシップ育成を含む看護職の能力開発は、大会全体においてもホットな話題であり、さまざまなセッションで議論されていました。当プロジェクトチームは、当プロジェクトの活動についてより詳しく説明し、看護規制や教育、保健システムの強化に関心を持ち、取り組んでいる人々とさらに話し合う機会を得ることができました。