政策研究大学院大学 テーラーメイド中期研修:「医療保障制度の日本とタイの比較」

2023年4月5日から6月23日まで、政策研究大学院大学(GRIPS)において、テーラーメイド中期研修「医療保障制度の日本とタイの比較」が実施され、GLO+UHC2のカウンターパートであるタイ国家医療保障機構(NHSO)の職員1名が参加しました。

GRIPSのテーラーメイド研修は、海外の政府機関等からの要請を受け、それぞれのニーズに即した特別な研修プログラムをGRIPSが開発し実施される研修です。今回は、NHSOから研修生として選出された職員の専門性とNHSOのニーズに鑑み、本研修がデザインされ実施されました。GLO+UHC2プロジェクトは、本研修の企画・実施を支援しました。

本研修の案件目標、単元目標は以下の通りです。

  • 案件目標
 リーダーシップと政策立案に関するスキルと知識を高める
  • 単元目標
  1. タイと日本の医療保障制度についてリサーチする能力を養う
  2. タイにおける医療保障制度の改善案を提案する

研修では、上記案件目標・単元目標を達成するため、研修生は、既存の講義や特別講義の受講、研究に必要な情報収集として、関係省庁や団体の訪問(厚生労働省等)、そして指導教員の指導のもと研究テーマに沿った研究を実施、研修期間中に研究成果の取りまとめを行いました。

研修最終日には、研修成果報告会がハイブリッド方式で実施され、本研修をご支援いただいたGRIPSの関係者の皆様、JICA本部、NHSO関係者、GLO+UHC2専門家が参加しました。報告会では、タイと日本の医療保険制度を比較した研究と、そこから導き出された教訓が発表されました。これは、今後のタイの医療保障制度の向上に重要な示唆を与えるものです。また、本研修を通じて、調査・研究の実施、研究成果の取りまとめ、報告までの一連の過程を実施したことで、研修生本人の能力開発につながりました。GLO+UHC2は、本研修の成果が、今後のNHSOの医療保障制度向上に貢献することを願っています。

最後に、本研修の実現にご尽力いただいたGRIPS関係者の皆様、特に研修生の指導教官としてご尽力いただいた小野太一教授に深く感謝いたします。

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