自動車産業開発プロジェクト

インドネシア政府は、民間セクター開発において国際競争力のある産業の育成や国内リソース活用等に注力しながら産業開発を推進し、第4次産業革命に伴うインダストリー4.0導入に向けたロードマップ（Making Indonesia 4.0）を策定しています。また、次世代技術を活用した自動車産業の高度化、現地調達率の向上、輸出拡大等が課題となっており、2035年までの自動車産業振興ロードマップを策定しています。このような中、同国政府は日本政府に対して、Making Indonesia 4.0の実現及び自動車産業振興ロードマップを踏まえた実効性ある政策・アクションプランの立案支援を要請しました。
この協力は、インドネシア国工業省が作成する自動車産業振興ロードマップのうち、裾野産業のデジタル技術の活用促進、企業による研究開発及びデザイン促進、輸出振興に関する領域について、パイロット活動や調査分析を行うことにより、政策・アクションプランの実効性を高める取り組みの具体化を図り、同国の自動車産業振興政策及びMaking Indonesia 4.0の実現を支援し、国際競争力強化に寄与します。