短期専門家の派遣(チーフリサーチャー、排水処理、低炭素化)
3名の日本人短期専門家(短期研究員)が2025年9月1日から4日まで派遣されました。
森川正章:(チーフリサーチャー、北海道大学教授)
遠山 忠:(G5、山梨大学教授)
蛯江美孝:(G6、国立環境研究所)
活動の概要
今回は主にウキクサ活用技術開発の低炭素化に係る研究について協議し、バンコクの北部に位置するロッブリ県の養豚場におけるウキクサ利用排水処理ポンドの試験現場を訪問し、ウキクサの生育や温室効果ガス排出量調査の状況を把握しました。
森川先生はタイ側プロジェクトマネージャーらと今月後半に予定される合同運営委員会 (JCC: Joint Coordinating Committee)の打ち合わせも行いました。
さらに、新任のカセサート大学理学部長でありプロジェクトのDeputy Project Directorを務めるAssoc. Prof. Dr. Wanchai Pleumphanuphatとも会談を持ち、今後の協力関係とJCCの開催について確認しました。
補足
本プロジェクトは6つのリサーチグループで構成される。
G1:DHbRC の創設、G2: ウキクサホロビオントコレクションの創出、G3:共生システムの解析と制御、G4:ウキクサ活用技術開発、G5:ウキクサ水処理システム、G6:社会実装
家畜飼料グループとの協議
バイオプラスチックグループ、及び排水処理グループと打ち合わせ
Lop Buri県の排水処理実験現場
左からDr. Wanchai, Dr. Arinthip, 蛯江先生、遠山先生、森川先生