短期在外研究員の活動（チーフリサーチャー・バイオ燃料）

森川正章（チーフリサーチャー、北海道大学教授）：2025年10月26日から31日
久保田健吾（G4、東北大学准教授）：2025年10月27日から30日

森川教授と久保田准教授がコンケン大学 のPairaya教授と共にコンケン市郊外の澱粉工場を訪問し、先日設置されたウキクサと産業廃水を処理するメタン発酵ベンチスケールリアクターの流量や水位の調整、ガストラップの微調整などを行い実廃水の流入を開始しました。また実験装置を常時観察するためのwebカメラの設置も行いました。

澱粉工場での作業の後、森川教授はカセサート大学も訪問しウキクサ廃水処理(G5)と低炭素化評価グループ(G6)の合同会議に出席しました。同会議にはカセサート大学のChart Chiemchaisri教授と研究室学生4名に加え、山梨大学の遠山准教授と国立環境研究所の蛯江氏が日本からオンラインで参加し、タイ養豚場廃水処理池からの発生温室効果ガス測定方法、カセサート大学キャンパス内廃水ウキクサ処理ベンチプラントの改良点等について意見交換を行いました。

補足：本プロジェクトは６つのリサーチグループで構成される。
G1:DHbRC の創設、G2: ウキクサホロビオントコレクションの創出、G3:共生システムの解析と制御、G4:ウキクサ活用技術開発、G5:ウキクサ水処理システム、G6:社会実装