第3回Joint Coordination Committee (JCC:合同調整委員会)の開催

2023年5月25日に、理化学研究所横浜事業所内交流棟ホールにて、第3回Joint Coordination Committee (JCC:合同調整委員会)を開催しました。
JCCは、相手国プロジェクト実施機関、関係省庁、JICA、JST等で構成されるプロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、プロジェクトに関わる事項を協議・決定します。

新型コロナウィルス(Covid-19)の水際対策が撤廃され、日本入国が大幅に緩和される中、プロジェクト開始から1年半が経ち、初めて、インドネシア側のカウンターパートであるインドネシアゴム研究所(IRRI)所長、インドネシア大学(UI)数理学部学部長、インドネシア農業省高官をはじめとするプロジェクト主要研究者等計21名を日本に招聘し、実施しました。午前中は、JCCに先立ち、SATREPSワークショップとして、渡辺京子玉川大学教授、梅澤俊明京都大学名誉教授のお二方より基調講演を賜り、午後から、日本・インドネシア双方のプロジェクト関係者によるこれまでの活動実績の報告及び今後予定している活動等について共有を行いました。
また、JCCに合わせて、インドネシア側主要研究者8名を対象とした約1週間の短期研修を実施しました。日本側実施機関である理化学研究所横浜研究所、和光事業所、岐阜大学応用生物科学部を訪問し、日本で使用している機材、研究方法について学びました。さらに、5月24日、26日の2日に分けて、インドネシアからの参加者全員で横浜ゴム株式会社三島工場を訪問し、インドネシアから輸入されているゴムの加工、製造工程を見学しました。
新型コロナウィルスによる各種規制が緩和され、プロジェクト開始から約1年半が経過した今、ようやく双方のプロジェクト研究者が両国を往来し、能動的に活動を行える状況になりました。日本とインドネシアによる国際共同研究を通して、本プロジェクトの目的であるゴムノキ葉枯れ病を効果的に予防対策できる複合的技術の開発に着実に取り組んでまいります。

第3回JCC集合写真

第3回JCC集合写真

理研横浜事業所訪問

理研横浜事業所訪問

岐阜大学応用科学研究所集合写真

岐阜大学応用科学研究所集合写真

横浜ゴム三島工場見学

横浜ゴム三島工場見学