第4回Joint Coordination Committee (JCC:合同調整委員会)の開催
2024年11月18日に、ジョグジャカルタ特別州にて、第4回Joint Coordination Committee (JCC:合同調整委員会)を開催しました。
JCCは、日本・インドネシア双方のプロジェクト実施機関、関係省庁、JICA、JST等で構成されるプロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、プロジェクトの進捗報告や実施方針等に関わる事項を協議・決定します。
日本からは研究代表者である理化学研究所環境資源科学研究センター合成ゲノミクス研究の松井南博士をはじめとする7名のプロジェクト研究者がジョグジャカルタを訪問し、インドネシア側のカウンターパートであるインドネシアゴム研究所(IRRI)所長、インドネシア農業省高官、プロジェクト主要研究者等が一堂に会し、50名が出席しました。プロジェクト開始から2年半以上が経過した段階にて、日本・インドネシア双方のプロジェクト関係者によるこれまでの活動実績の報告及び今後予定している活動等について共有を行いました。
また、翌11月19日から20日にかけては、The International Rubber Research and Development Board (IRRDB)が、国際ゴムカンファレンス2024 (IRC, International Rubber Conference 2024)を開催しました。IRRDBは、世界の主要ゴム生産国の研究開発機関によって構成された組織で、ゴムに関わる様々な課題やその解決法を共有するために国際カンファレンスを定期的に開催しています。本プロジェクトで得られた知見を各国の研究者及び官民関連団体に共有するため、JICAとIRRIの共催で実施する運びとなりました。
同カンファレンスには、東南アジア、南アジア、中国、アフリカ等の22か国から300人を超える参加者が出席しました。本プロジェクトからは、松井南博士、前橋工科大学蒔田由布子教授がゴムノキ葉枯れ病の効果的な予防対策のための複合的技術の開発に関する紹介をそれぞれ行い、参加者との活発な意見交換を通して大きな関心が寄せられました。
第4回JCC参加者集合写真
第4回JCCミーティングの様子
国際ゴムカンファレンスの様子
松井南博士による基調講演
蒔田由布子教授による発表
カンファレンス参加者のゴム圃場訪問