アカバ税関治安対策強化計画
The Project for the Enhancement of Customs Security at Aqaba
実施中案件
- 国名
- ヨルダン
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 運輸交通
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2019年7月~(2019年7月~2026年2月)
- 供与額
- 17.03億円
プロジェクト紹介
近年、ヨルダンが隣接するシリア及びイラクとの国境は、両国の情勢悪化に伴い一時期閉鎖されていました。その影響で、欧州、トルコ方面からヨルダン国内への物流は、ヨルダン唯一の港であるアカバ港に陸揚げする海上ルートにシフトしました。イラク国境は2017年、シリア国境は2018年に再開したものの、今後もアカバ税関の物流量は増加することが見込まれています。このような状況の中、アカバ税関施設のうち、アカバ港の一部及び経済特区の入り口にはX線検査装置が設置されておらず、現状の検査体制では、危険物の流入を防ぐには不十分であり、同税関の検査機能の強化は大きな課題となっています。本協力は,アカバ税関において、X線検査装置の治安対策機材を整備することにより、同税関の検査能力の強化とともに、麻薬、銃器及び爆発物等の流入防止を図り、同国内及び地域周辺の治安安定化に寄与します。