第6回合同プロジェクトワーキンググループ会議開催
2025年8月25日‐28日、タイ・バンコクにて第6回合同プロジェクトワーキンググループ(Project Working Group:PWG)会議が開催されました。
本会議は地域連携及び政策開発を推進するPWG1と知識管理(Knowledge Management)関連活動を推進するPWG2のASEAN各国代表者が集う合同会議です。特に、今回はARCHプロジェクト最後の対面式会議であるため、ARCHプロジェクト10年を通して達成された成果の評価を行う議題も企画実施されました。
1日目
1日目はPWG1会議として、ASEAN主要機関であるASEAN事務局、RCCDHM事務局、AHAセンターからの関連報告、その他、ARCHプロジェクト提唱活動であるPeer Review実施計画、2025年度本邦研修実施計画などを報告しました。加えて、2026年3月末のプロジェクト終了に向け、ARCHプロジェクト期間中に実施する今後の活動の共有をAMSに向けて行いました。
PWG1議長:Dr. Jirot(タイ保健省)(左)、PWG2議長:Dr. Pisit(National Institute for Emergency Medicine: NIEM)(右)
2日目
2日目はASEANにおける災害保健医療に係る経験共有セッションを企画しました。内容は①ミャンマー地震対応、②台風ヤギ対応、そして③EMT(緊急医療チーム)及びEMTCC(緊急医療チーム調整本部)開発と能力強化に分け、それぞれ関連国が発表を行いました。特に、3月に発生したミャンマー地震では、ARCHプロジェクトが地域連携演習などで繰り返し確認した国際医療チームの受援と支援のメカニズム、被災国でのEMTCC設置と運営、及び現場での「ARCHを通じて構築された連携」に基づくコーディネーション活動などが、本番の災害対応で確認された機会となりました。
インドネシア(ミャンマー地震対応)
フィリピン(ミャンマー地震対応)
シンガポール(ミャンマー地震対応)
べトナム(台風ヤギ対応)
ブルネイ(キャパシティ開発)
日本(ミャンマー地震対応)
3日目
3日目はARCHプロジェクトが開始されてから10年間のASEAN各国の災害保健医療に係る主要達成事項の発表及び、①地域協働枠組み、②国内能力開発、そして③研究を含む学術活動の領域に関する評価と次フェーズに向けた課題や教訓について協議しました。
ラオス
マレーシア
フィリピン
タイ
グループワークの様子
4日目
最終日はPWG2会議として、主にASEAN Institute for Disaster Health Management(AIDHM)を中心としたASEAN学術活動及びトレーニング開発に関わる報告及び議論を行いました。ASEAN学術活動では、ASEAN学術ネットワークの拡充、ASEANジャーナル(ASEAN Journal of Disaster Health Management)定期発刊、第3回ASEAN学術会議(ASEAN Academic Conference on Disaster Health Management)実施など大型の活動がある他、基礎研究や地域トレーニングコース及び地域トレーニングセンター開発に向けたコンセプト構築などの進捗がAMS間で共有されました。