農薬・肥料の安全・適正利用促進プロジェクト
Project for Promotion of Safe and Appropriate Use of Pesticides and Fertilizer
実施中案件

- 国名
- スリランカ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2020年4月~
プロジェクト紹介
スリランカにとって農業は依然として地域格差是正と地域経済の安定化の観点から重要な分野です。そのため政府は化学肥料や農薬に多くの助成金を投入しており、国家財政にとって大きな負担になっています。また生産者にとっては助成金によって化学肥料や農薬へのアクセスが容易になったものの、その適正利用にかかる十分な技術指導を受けておらず、化学肥料・農薬の過剰使用が、生産者のみならず周辺住民の健康被害を引き起こしたと報告されています。
本事業は、スリランカ農村部において、農薬・化学肥料の安全・適正利用促進のためのアクションプランの作成と実践および技術・普及パッケージの作成と普及員および生産者への研修の実施により、関係機関の関係者と組織のキャパシティ強化を図ります。これをもって安全な作物生産が生産者により広く実施されることを目指します。
【上位目標】
生産者による安全な作物生産が広く実施される。
【プロジェクト目標】
安全な作物生産を普及するための関係機関の関係者と組織のキャパシティが強化される。
【成果】
成果1
農薬・化学肥料の適正使用促進のための包括的アクションプラン及びパイロット地域でのアクションプランが策定される。
成果2
安全な作物生産のための技術・普及パッケージが作成され、有効性が検証される。
成果3
安全な作物生産のための技術・普及パッケージを用いた普及関係者(含む政府機関、民間)に対するTOT及び生産者に対する研修が実施される。
成果4
パイロット地域でのアクションプランの実践を通じて得た経験や知識が包括的アクションプランに反映される。