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講師養成研修と拡大研修を実施しました

プロジェクトの対象州であるダカール州、ティエス州にて、拡大フェーズを開始しました。拡大フェーズでは、対象州の全人材養成校、全保健医療施設を対象に、技術承認された11の行政文書・教材を用いて研修を実施します。全26回に渡る研修を開始するにあたり、新たな講師を育成するため、2024年3月に講師養成研修を実施しました。その後、2024年4月から8月までに一連の研修を実施し、870人の教員と臨床実習指導者に対して、行政文書・教材の使用方法をオリエンテーションしました。

講師養成研修

2024年3月18日から22日にかけて、人材養成校の教員と保健医療施設の臨地実習指導者を対象に、講師養成研修を実施しました。参加者自身が講義やグループワークのデモンストレーションを行い、その他の参加者は、①事前準備、②立ち振る舞い、③説明の分かりやすさ、④時間管理、の4つ観点から、フィードバックを行いました。参加者は、研修内容に関する議論も熱心に行い、講師間で研修プログラムに関する共通認識を得ることができました。講師養成研修を通して、ダカール州18人、ティエス州18人の講師を育成することができました。

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講義中に模造紙を用いてブレインストーミングのファシリテーションの練習をする参加者

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デモンストレーションを撮影した動画を投影しながら、講義内容、立ち振る舞い、参加者の巻き込みなど、フィードバックを行った。

拡大研修

2024年4月から拡大フェーズを開始し、対象の2州の保健医療施設と人材養成校を対象に26回の研修を実施しました。研修プログラムは、講義、演習、病院実習を含む10セッションで構成され、1回の研修を約6人の講師で役割分担をして実施しました。研修後には講師間で振り返りの会議を開き、時間管理、演習の進め方、会場の環境について協議し、参加者がより理解できるよう改善しながら進めていきました。また、講師と研修参加者のWhatsAppグループを作成し、各研修で使用したモジュール、研修中の写真やビデオの共有に活用しました。研修後には、参加者が現場で実践する様子を投稿し、それに対して講師や他の参加者が改善点を投稿して意見交換が続いています。

拡大研修では、臨床実習指導者689人、養成校の教員96人に研修を実施しました。その他、病院や保健区の管理者47人と養成校の校長など41人も研修に参加しました。対象州以外の州保健研修センターの教員も招待し、セネガル全体の臨地実習の質向上の足掛かりをつくりました。

参加者から研修後に以下の感想をいただきました。

「これまで実習生を受け入れたことはありますが、実習目的を確認していなかったですし、指導者の都合にあわせて実習を進めていました。今回の研修を受けたことで、標準化された実習指導や養成校、保健医療施設の同僚、学生など関係者との調整の重要性を学ぶことができました。」(保健ポストの助産師)

「標準化された教材を使用することで、私たちは質が担保された実習指導を提供することができます。実習の質が向上することで、学生たちは来年も実習がしたいと思ってくれると思います。」(養成校の教員)

今後は、保健医療施設、人材養成校を訪問して、スーパービジョンを実施し、研修で学んだ内容を現場で実施できるよう、更なる支援をしていく予定です。

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グループワークに対し、講師が助言をする様子
(ユスン・ンバルガル・デョップ病院)

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看護記録について講義を行う研修講師
(ンブール病院)

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バイタル測定の評価の演習を行う様子
(ティエス州病院)

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病院実習にて実習生への指導の実演と評価の様子
(ンブール病院)