下痢症サーベイランスのパイロットサイトの選定を行っています。
感染症対策のためのラボサーベイランス強化プロジェクトでは、コレラを含む下痢症のサーベイランス(the acute gastroenteritis surveillance (AGE サーベイランス))の対象となる医療施設(サーベイランスサイト)の選定を進めています。2023年7月~8月にかけ、今村チーフアドバイザーが、ルサカ市内、北部州、中央州、東部州を訪問し、現状調査を行いました。
訪問した州はいずれも複数回のコレラアウトブレイクを経験し、平時から多数の下痢症患者が認められる地域です 1 。多様な地理的・社会的背景や感染症への脆弱性を抱えた地域からサイトを選定することにより、ザンビア国内のコレラを含む下痢症の発生状況の観測に適したサーベイランスサイトの設計を行う予定です。
1. The Ministry of Health, Zambia, Zambia National Public Health Institute, World Health Organization, Global Task Force on Cholera Control. Risk Assessment and Mapping of Cholera Hotspots in Zambia: Review of Epidemiological Data from 2016 to 2019. November 2020.
聞き取り調査を行う今村チーフアドバイザー
東部州のヘルスセンター