ラボの機材校正に関する研修を実施しました
「感染症対策のためのラボサーベイランス強化プロジェクト」では、ザンビア国立公衆衛生研究所レファランス・ラボラトリー(ZNPHRL)と保健省の職員を対象にAssociation of Public Health Laboratories(APHL)と合同で、質量、温度、微量体積のパラメーターに焦点を当てた2週間の校正技術総合研修セッションを2025年1月27日から2月7日まで開催しました。
参加者グループフォト
機材校正とは、ラボで使用する様々な測定機器が、正しく測定できているかを定期的に確認することです。正しく測定できていない測定機器を使っていては、いくら検査技法が正しくても、正しい結果を導き出せないこともあります。この研修は、検査結果の測定の正確さと一貫性を確保し、信頼できる検査結果を提供するために、ラボ機材の内部校正キャパシティを整えることを目的として、実施されました。
座学セッションの様子
1週間行われた座学セッションのあと、ザンビア計量庁(Zambia Metrology Agency: ZMA)の専門インストラクターが最新の方法論とベストプラクティスについて参加者を指導し、全員が実際に所属ラボで機材の校正を実践するための知識と技術を身に付けられるようにしました。プロジェクトでは、研修で学んだことをもとに参加者がラボで校正を実施していけるよう、今後も継続的にサポートする予定です。
実践トレーニングの様子