高校生のスタディツアーへの協力(JICAボランティア)
2024年8月2日、沖縄県の高校生16名がスタディツアーの一環としてシェムリアップを訪問しました。
JICAボランティアとしてクナー・チャス小学校で初等教育を担当している泉裕子隊員は、このスタディツアーに協力し、高校生に対してJICAボランティア経験を共有するほか、泉隊員が行う図工の授業に招待しました。
スタディツアー当日、クナー・チャス小学校の校長先生は高校生たちを歓迎し、学校の歴史や日本からの支援について紹介しました。
その後、泉隊員がセイコーエプソン株式会社から貸与された携行可能なプロジェクター(エプソンプロジェクター)を活用してプレゼンテーションを行い、パワーポイントや動画を活用してボランティアを通して得た経験や考えをわかりやすく伝えました。
泉隊員は、現地での活動を紹介する中で、立ち上げた図工の授業について説明しました。カンボジア赴任時、泉隊員は校長から、「カンボジアでは図工の授業が小学校の教育課程にないので、先生の誰も授業ができない。だからこそ、子どもたちにそして先生方に教えてほしい」と依頼を受けました。図工は、子どもたちの想像力や創造力を育むために非常に重要であると考える泉隊員は、様々な方の協力を得ることに成功し、新たに図工の授業を始めることができました。現在、週に約700名の生徒が泉隊員の授業を受けています。
この日の図工の授業では、59名のカンボジア人生徒(6年生)が参加し、スタディツアーの高校生たちも授業をサポートしました。さらに、スマートシティプロジェクトのスタッフも、エプソンプロジェクターを活用してイベントをサポートしました。プロジェクターは、子どもたちの理解を助ける重要なツールとなっています。
スマートシティプロジェクトは、引き続きシェムリアップ・スマートシティのビジョンである「技術をスマートに活用する」に沿った活動を実施します。
校長による歓迎の挨拶
泉隊員のプレゼンテーション (エプソンプロジェクター活用)
泉隊員の授業
当日作成された作品