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Market surveyの実施(2023年8月)

2023年7月から8月にかけて、SHEPアプローチのステップ2の活動として、農家によるMarket surveyが実施されました。

Market surveyの目的はずばり、「農家自身」が「市場」を知ることです。

スリランカの多くの農家の販売ルートはとても硬直的です。例えば対象村のひとつであるアヌラーダプラ県のAngamuwa村で聞き取りを行ったある老農家は、40年以上にわたり同じ業者との取引を継続しており、別の市場や業者との取引を試みたことはありませんでした。しかもその取引は農家個人で行っているため業者の言い値で価格が決定されており、そこから手数料や輸送賃が差し引かれるため手取りは小さくなるため、農家は必ずしも取引に満足していませんでした。

このようなある意味他人任せな取引は煩雑な交渉の手間を省くため、農家にとってある意味楽な取引と言えます。しかし農家が必ずしも満足しているわけではなく、なにより「自己決定権」を損ねている状態です。

こうした農家の「受動的」な行動様式を踏まえて、Market surveyでは「農家自身が市場に出向き」「市場の取引業者に自ら声をかけてニーズを聞き取る」という「能動的」な行動様式となるよう心掛けました。最初は恐る恐る業者に声掛けしてインタビューを断られていた農家も、何人かの業者を訪ね回るうちに徐々にペースをつかみ、非常に熱心にメモをとっている姿が印象的でした。

伝統市場でのMarket surveyの様子(Thambuththegama DEC、Anuradhapura)

伝統市場でのMarket surveyの様子
(Thambuththegama DEC、Anuradhapura)

近代市場でのMarket surveyの様子(Keels vegetable collection center、Nuwaraeliya)

近代市場でのMarket surveyの様子
(Keels vegetable collection center、Nuwaraeliya)