5S導入研修の実施
2026年1月27日
2025年10月27日~28日にダッカで、2026年1月10日~11日にマイメンシンで、看護マネジメント能力の強化を目的とした「5S導入研修」を実施しました。
ダッカ会場ではシェレバングラナガル看護大学(College of Nursing, Sher-E Bangla Nagar:CONSBN)の教員とシャヒード・スフラワルディー医科大学(Shaheed Suhrawardy Medical College Hospital:ShSMCH)の職員38名が、マイメンシン会場ではマイメンシン看護大学の教員とマイメンシン医科大学の職員40名が参加しました。研修は保健家族福祉省(Ministry of Health and Family Welfare:MOHFW)で保健サービスの質の向上に取り組む部署である質改善委員会(Quality Improvement Secretariat:QIS)の職員が講師を務め、医療サービスの質改善に焦点を当てた5Sの基本理論について学びました。
ShSMCHではすでに組織的な5S活動に取り組んでおり、その実績が評価され、2025年にMOHFWより表彰されました。そこで研修では、ShSMCHの看護部長やマスタートレーナー(Master Trainer:MT)がこれまでの取り組みや得られた教訓を発表し、参加者と経験を共有しました。演習では、5S実施の第一歩として小グループに分かれて病棟や看護大学で整理・整頓・清掃活動を行いました。また、研修後の継続的な改善につなげるため、短期的なアクションプランを策定・発表し、参加型の学びを通して5Sに関する理論と実践の理解を深めました。
5Sに関する理解度を確認するため、研修の前後に28問(28点満点)の選択式テストを実施しました。プレテスト平均点はダッカで21.1点、マイメンシンで19.0点、ポストテスト平均点はダッカで24.2点、マイメンシンで23.6点となり、両会場とも理解度の向上が確認されました。研修全体の満足度は5点満点中、ダッカで平均4.6点、マイメンシンで平均4.2点となり、「5Sを学ぶことができ満足した」「職場で5Sを実践したい」「個人的にも5Sを取り入れたい」など、参加者からは前向きな声が寄せられました。
今回は、看護大学および医科大学病院の一部教員・職員を対象とした研修でしたが、参加者がそれぞれの職場で5Sを活用した日々の看護マネジメント改善に取り組むことが期待されています。医療サービスや看護教育の質向上に向けた5Sの活用は、個人レベルにとどまらず、組織的・長期的な取り組みが不可欠です。今後、活動がさらに広がり発展していくことが期待されます。
病棟での整理・整頓・清掃活動の実践。
5S導入前後の違いを示す写真スライドを準備。
ShSMCHでのアクションプラン発表。
マイメンシンの5S研修で、ShSMCHでの事例を共有する様子。