看護教育の今後を協議する最終ステークホルダーワークショップを開催
2026年6月2日、ダッカのCentre on Integrated Rural Development for Asia and the Pacific(CIRDAP)において、最終ステークホルダーワークショップが開催されました。本ワークショップは、今後の看護教育活動の継続と発展について協議することを目的に実施され、保健家族福祉省(MOHFW)、看護・助産総局(DGNM)、バングラデシュ看護助産審議会(BNMC)、本プロジェクトおよびフェーズ1の重点対象看護大学・連携病院など、看護分野の多様な関係者が参加しました。
ワークショップでは、2022年から2026年にかけて実施されたプロジェクトの成果や実施経験、プロジェクトチームからの提言が共有されるとともに、プロジェクト終了後もその成果をどのように継続・発展させていくかについて活発な議論が行われました。参加者は、カスケード方式研修による人材育成、アクティブラーニング手法、大学・病院間連携、対象間の交流による相互学習といったプロジェクトを通じて培われた実践的な取組(CBNSモデル)を振り返りながら、それぞれの立場から持続可能な活動のあり方について意見を交わしました。
看護大学や連携病院の代表者からは、マスタートレーナー(MT)や臨地実習指導者(CNT)の育成を通じた変化や、現場での工夫、活動継続に向けた課題と展望が共有されました。参加者からは、これまでの成果を一過性のものに終わらせることなく、各機関が主体的にCBNSモデルに関する取組を継続していくことの重要性が強調されました。そのためには、継続的なモニタリングや関係機関の連携、人材育成への支援、必要な予算措置など、制度的な後押しも不可欠であることが確認されました。
ワークショップの最後に、議長を務めた医療教育・家族福祉局(MEFWD)次官補は、プロジェクトが看護教育と臨床実践の連携強化に大きく貢献したことを評価するとともに、プロジェクトを通じて得られた経験や効果的な取組が、バングラデシュの関係者自身の手によって今後も発展していくことへの期待を述べました。
本ワークショップは、プロジェクトの成果を共有するだけでなく、バングラデシュの関係者が自ら将来を見据え、活動の継続と発展に向けた方向性をともに考える機会となりました。プロジェクトは終了しますが、本プロジェクトを通じて築かれた協働の基盤が、今後の看護教育・看護実践のさらなる発展につながることが期待されます。
最終ステークホルダーワークショップを開催