SHEPトレーナー研修:農家と普及員が「売るために作る」市場志向型農業を学ぶ
8月25日~27日、温帯果樹振興プロジェクト(iNTECrop)の一環として第3バッチの対象農家・普及員向けにSHEPトレーナー研修を開催しました。
参加者45名。対象3県(ハ、パロ、ティンプー)の農家代表と普及員に加え、農業畜産省(MoAL)、県農業事務所、NCOAユシパン、NSCパロ、ARDC(バジョ、ウェンカル)、王立自然資源大学(CNR)、そして民間事業者の代表が集まりました。
3日間のプログラム
- 1日目:普及員がSHEPアプローチの基本理念、4つのステップ等を学習
- 2、3日目:農家と普及員が一緒にベースライン調査、市場調査、作物選定、作物カレンダー作成を実施
- ハイライト:ティンプー中央市場での市場調査。農家が小売り業者に直接インタビューし、市場ニーズを把握しました。
参加者の声
「SHEPは市場調査を通じて農家の自立性を高め、市場を意識した意思決定を促してくれることを学びました。さらに、ステークホルダーフォーラムを通じて市場関係者とのつながりが生まれ、販売面での課題解決にもつながります。SHEPは農家にとって非常に有益なアプローチだと感じています。」
— ソナム・ヤンドン氏(ドプシャリ郡普及員)
講義、グループ討議、実習を組み合わせたこの研修は、市場志向型農業の推進に向けた大きな一歩となりました。
研修初日に3日間の意気込みを胸に集合写真
フルーツの市場調査を行う農家
ベースライン調査を通じて家計管理の重要性を学ぶ