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中間レビューの実施と第3回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee)の開催

本プロジェクトの5年間の折り返し点をむかえ、2024年6月10日から6月21日にかけて、日本から派遣された評価団による中間レビューが実施されました。そして6月20日には、第3回温帯果樹振興プロジェクトの合同調整委員会(JCC)が、国立種苗センター(NSC:National Seed Centre)パロにて開催されました。

まず、中間レビューではプロジェクト対象地区3県(ティンプー、パロ、ハ)の農業事務所やプロジェクト対象農家を訪問し、関係者へのインタビューが行われました。さらに、前身プロジェクトのカウンターパート機関である農業研究開発センター(ARDC: Agriculture Research and Development Centre)バジョの職員への面談、農家訪問を通じて果樹技術普及の現状を確認しました。また、パロの民間種苗業者を訪れ、ブータン国内における苗木生産について意見を聞き、本プロジェクトの現状評価とともに、今後の方向性についても検討がなされました。評価団によるプロジェクト実績については、「おおむね達成に向けて順調に実施されている」と評価されましたが、指標の見直しが必要である点や、プロジェクト活動は果樹農家を対象とするのか、野菜農家も含めるのかなどの議論もありました。

JCCでは、農業局長による進行のもと、農業マーケティング・協同組合局、プロジェクト対象地域3県の農業事務所長、JICAブータン事務所の職員、中間レビュー・チームとプロジェクト専門家およびカウンターパートの合計23名が出席しました。

主な議題は、プロジェクトの進捗と中間レビュー評価報告であり、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)指標の変更や、目標および成果の文章修正が評価団から提案されました。出席者は、評価の詳細や農家・民間苗木業者の実態に納得・理解を示し、各種変更の内容に合意、その後、評価団団長と議長により会議議事録への署名が交わされました。

農業局長は、中間評価団の調査とその取りまとめの労をねぎらい、「評価結果については十分納得のいくものである。職員の離職については、農業省に限らず国内の課題となっており打つ手に欠けるが、各県農業事務所への普及予算の配布に対しては、今後、検討を進める。大きな問題とは思っていない」との発言がありました。中間レビューの結果がJCCの場で共有されたことにより、プロジェクト活動の方向性が明確になりました。これからも関係者一同、目標達成に向けて邁進していきます。

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1.JCC会議の様子

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2.ティンプー県農家への聞取り

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3.ハ県農家への聞取り

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4.県農業事務所職員への聞取り